失敗しない間取りのために大切な3つのポイント

注文住宅を計画する上では間取りを考えることは最重要です。ただ考えがまとまらない、ご夫婦で意見が分かれるなど悩みも多いと思います。以下の3つのポイントを検討すると、きちんと整理することができます。

 


①実現したい項目の優先順位をつける

皆さん間取りにたくさんの要望をお持ちだと思います。ですが、予算や敷地条件などから全てを叶えられる方はほとんどいません。

間取りを考える上で要望に優劣をしっかりつけることが非常に大切です。ご夫婦で意見が分かれることもあると思いますが、しっかり話し合い以下の3つに要望をカテゴリ分けをしておくことをおすすめします。

 

1.必ず実現したいこと

2.できれば実現したいこと

3.予算があえば実現したいが諦められること

 

以上の3つにカテゴリ分けをしておくと間取りの検討もスムーズに進むと思います。

 


②デメリットを考える

どんな間取りでもデメリットはあります。実現したい間取りの要望や優先順位を検討することはもちろん重要ですが、反対にそれを実現したときのデメリットも同時に検討しておくことをおすすめします。

例えば「オープンキッチンにしたい」という要望があるとします。ただオープンキッチンにするとまわりから見えやすくなってしまい、キッチンの片付けや掃除をこまめにしないといけないというデメリットも存在します。

デメリットを知った上で、それでも実現したいことは本当の要望だと思いますので、優先順位をつけるための基準にもなります。

 


③信頼ができる設計士をみつける

上記の2点もありますが、結局のところこれが1番大事だと思います。間取りを検討する上で信頼できるパートナーとなる設計士をみつけることは重要です。ただ最初の窓口となる営業マンは予算を重視しすぎたり、知識があまり担当が多かったりします。営業マンの言いなりにならないようにしましょう。

また設計士よっては得意分野や不得意分野があることもありますので、実現したいイメージに合うのかご夫婦とフィーリングが合うのかしっかり見定めてください。

信頼のできる設計士がみつかれば、上記の2つのポイントを相談しながら進めると良い間取りができると思います。

 


是非上記の3つのポイントを参考に検討してみてください。間取りを検討していく上で非常に大事ですので、ご参考にしてください。

 

土地探し3つのポイント

これから土地探しをスタートさせるという場合に「なかなか土地のエリアを絞れない」などの意見をよく聞きます。

計画されている皆さんがよく重要視されている項目を3点絞りまとめました。是非ご参考にしてみてください。

 

 

①通勤距離、時間、経路

お伝えするまでもないかもしれませんが、通勤については非常に重要です。これから数十年とお勤めされ、毎日のようにご通勤されます。

最近では共働きのご家庭も多いと思いますので、ご主人様だけでなく、奥様のご通勤についても考えることをおすすめします。

また住み慣れていないエリアで探される場合は、通勤ラッシュも確認しておく必要があります。満員電車や渋滞の状況は通勤時間帯では昼や夜とまったく違います。一度だけでも通勤ラッシュ時の通勤をシミュレーションをしておいた方が安心です。

 


②小学校区、中学校区などの教育環境

子育てをする上で非常に重要です。お子様をどのレベルで教育させたいのかご夫婦でお話しをしておくことをおすすめします。人気の小学校区ですと高いレベルの教育を受けた人が集まり、教育レベルが高くなり過ぎることもあります。

また都道府県によっては高校入試のエリア別けをしていることもあるため、行きたい高校の受験をできなくなることもあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

 


③実家やご家族の状況、距離

子育てや介護などにおいても重要です。子育てですとお子様を両親に預け、用事を済ませたいことも近いと頼みやすいです。介護ですと実家近くに住んでると何かあった時に駆けつけてやすいため安心です。

ただ近くなりすぎると関係も近くなりすぎることもあるので、どの程度の距離感で家族と関わっていきたいかご夫婦で話し合っておくことをおすすめします。

 

 

 

土地探しのスタートとして、希望エリアを絞り込みことは重要です。ただ絞り込みできないというご相談も多いため、行き詰まっている方はご参考にしてみてください!

賃貸?購入? どっちがお得??

賃貸?購入?
どっちがお得??

論じている人がたくさんいる永遠のテーマの一つですが、人や家庭によって状況が違うため明確な結論がないことが事実です。

ただ判断の基準として以下の2点を明確にできるのであれば、どちらがお得か結論付けができます。

①住みたいエリアが決まっている(絞られている)

②1年以内に転居する予定がない(生活環境が変化する予定がない)

以上の2点だけです。

ではなぜ上記の2点のみで判断できるのか解説します。

仮に賃貸と購入用でまったく同じ物件があったとすると賃貸で住むより購入した方が安いです。なぜなら賃貸の家賃には利益と経費が上乗せされているからです。

私の住んでいる分譲マンションの賃貸を例に検証してみます。私は賃貸として家賃13万円、管理費8000円で住んでいます。同じマンションの同じ間取りで3250万円で売りに出ています。これを35年フルローンに換算すると月々返済額は約9万円です。修繕積立金が約6500円ですので月々の返済額に上乗せしても10万円を下回ります。単純計算でも約3万円以上お得に住むことができます。

他にも固定資産税や住宅ローン控除など検討することはありますが、より詳細に計算すると購入がお得になります。

この前提条件で先ほどの2点を検討しますと、

①住みたいエリアが決まっている

→子供を通学する学区が決まっている、通勤上そこに住むと利便性が良い、実家が近いなど明確な理由がある

②1年以上転居する予定がない

→転勤の予定がない、引越しの予定がない、転職の予定がないなど明確である

この2点が揃うと基本的には購入した方がお得であるケースがほとんどです。

ただ、購入する物件や借りる物件によっては例外が出るケースもあるので、信頼できる不動産のプロに相談することをオススメします。