マイホームを建てるのに必要になる費用は??

マイホームを建てるためは建物を建築する費用だけでなく、様々な費用が必要になります。契約した後に「こんな費用も掛かるの?」とならないために事前に確認するようにしましょう。

今回は一般的に必要になる費用についてご説明します。

 

 

・建物本体工事費用

いわゆる坪単価で計算される費用です。車でいう車体本体費用のことです。仮に坪単価60万円のハウスメーカーで35坪の建物を計画すると2100万円となります。基本的には各ハウスメーカーの標準設備なども含んだ建築費用です。

 

・提案工事(オプション)費用

標準仕様から追加や変更した金額の合計になります。車でいうカーナビやETC車載器など追加した費用のことです。ショールームなどを見てるとあれもこれも付けたいとなってしまい、予算オーバーになってしまうことも...

 

・設計、各種申請費用

ハウスメーカーによって表記も異なりますが、申請に必要なCAD図面等の図面作成料と建築確認申請に掛かる費用があります。また最近では長期優良住宅や性能評価等の申請も多くなっており、それに掛かる費用が発生します。

 

・水道配管工事

建物屋内の配管、屋外の配管の費用が必要になります。給水と排水の配管がそれぞれ必要になります。配管の長さが長くなると、それに連れ費用も増額します。また敷地状況によりますが、敷地内に上下水道の引き込みがない場合は、別途道路から敷地内に引き込む費用が発生します。

 

・ガス配管工事

水道と同じく、建物屋内と屋外の配管費用が必要になります。都市ガスかプロパンガスエリアかにより、費用も異なります。またオール電化にする場合は必要ありません。

 

・環境機器搭載費用

太陽光発電や蓄電池、エネファームなどを搭載するご希望がある場合に該当します。これらの要素としては初期費用よりも住んでから掛かる費用に対してメリットがあります。計画敷地によってはメリットやデメリットがありますので慎重にご計画してください。

 

・地盤改良費用

建築敷地により大きく異なります。地盤改良が不要な敷地から鋼管杭が必要な敷地があります。費用にすると数百万円の違いがありますので、事前に調査できる部分はしっかり確認した上で進めてみてください。

 

・冷暖房工事

ハウスメーカーにて取り付けてくれる場合や配管やコンセントのみ計画していて冷暖房自体はお客様自身でということもあります。保証なども絡みますので、どちらで計画する方がいいのか慎重に検討してみてください。

 

・照明、カーテン工事

基本的に照明のダウンライトについてはハウスメーカーにて施工してもらうことをおすすめします。それ以外のシーリングなどおしゃれな照明はご自身で用意されて良いと思います。またカーテンについてもお値打ちなメーカーさんもありますので、質感やコスト面で比較してみてください。

 

・外構工事費用

敷地状況により大きな金額差があります。例えば道路と敷地に高低差がある場合は先行の造成費用が必要になります。造成が必要なくてもカーポートや駐車場の仕上げなどこだわるので大きな費用が発生します。

 

・融資諸費用

住宅ローンをご利用の場合、金融機関によって違いはありますが様々な費用が掛かります。事務手数料や保証料、印紙代、抵当権設定登記費用などがあります。金融機関により金額の差が大きくなるので、しっかり比較した上で金融機関を決めることをおすすめします。

 

・登記費用

完成したマイホームを法務局に表示や保存登記をする必要があります。その他登録免許税や司法書士への報酬など数十万円の費用が必要になります。

 

・火災、地震保険

住宅ローンをご利用の方は火災保険への加入は基本的に必須になります。地震保険については任意になります。火災保険と地震保険については建てる構造により保険料に違いがあります。火災保険は様々な保険会社があり、比較ができます。地震保険については国が運営していますので、どの保険会社で加入しても保険料は同じです。

 

・引越し費用

ご入居の時期により、引越し費用に大きな違いがあります。繁忙期である3,4月などは割高になりますので、ご入居時期が調整できるようでしたら割安な日程で引越しすることをおすすめします。

 

地鎮祭費用

工事を始める前に多くの方は地鎮祭を実施します。神主さんを呼んで工事安全や住んだ後のご家族の健康などを祈願してもらいます。お供えものの費用や神主さんへの玉串料が掛かります。建築されるエリアに3〜5万円程の費用になります。

 

 

 

◯まとめ

ご紹介した項目以外にも時期状況やご要望によって掛かる費用があります。もちろんですが家具や家電を買い替える場合は数百万円単位の費用になることもあります。一つ一つの金額が大きいため、信頼できる営業担当と相談しながら計画されることをおすすめします。あとで「こんな費用が掛かることを知らなかった」とならないように気をつけてください。